中國武術(shù)の名家?張全亮氏、呉式太極拳を世界に広める
ソース：中國網(wǎng)日本語版作者： 2023-06-20 16:39
中國武術(shù)の名家、呉式太極拳の伝承者の張全亮氏
6月中旬の北京。正午を過ぎたばかりで気溫が39度に上がった。白衣の高齢者が片手に色艶のいい2個のスイカを持ち、朗々とした聲を上げ大興區(qū)の鳴生亮武學(xué)研究會に入った。この人は國家級無形文化遺産「呉式太極拳」の代表的な伝承者である張全亮氏で、今年82歳になる。武術(shù)を始めて70年弱で、太極拳を始めて30年超になる。耐え難い猛暑日も、張氏は妻の馬永蘭さん(81)と共に數(shù)十段の階段を上がり屋內(nèi)に入る。落ち著きのびのびとした様子で、顔も若々しい。
武術(shù)を愛し、道を極める
張氏は1941年に大興に生まれる。幼い頃に病弱だったため、1953年より少林拳や八卦掌などの武術(shù)を始めた。心と體を鍛え、武術(shù)への熱意に火がついた。武術(shù)を習(xí)い、伝え、広める人生を始めた。
大興建築工程総公司で勤務(wù)していた張氏は70年代前半、有名な武術(shù)の大家で呉式太極拳の達(dá)人の王培生氏が西城少年宮で毎週2回夜教えていることを知ると、ためらうことなく學(xué)習(xí)に向かった。大興から西城までの距離は片道26キロ。交通の便が非常に悪かった當(dāng)時、張氏は自転車で往復(fù)するしかなく、1往復(fù)で4時間以上かかった。しかし武術(shù)への熱意から、風(fēng)雨をものともせず4年半続け、呉式太極拳の拳術(shù)?拳法、武器を使った型、文化理論を系統(tǒng)的に學(xué)び、武術(shù)の確かな基礎(chǔ)を固めた。
伝承と普及を立志
張氏は1985年に正式に王氏に師事し、呉式太極拳の直系の伝承者になった。張氏はその後、呉式太極拳を守るという志を立てた。
時代の発展に伴い、太極拳は大衆(zhòng)の健康促進(jìn)に向け発展した。張氏は時代と共に進(jìn)み、難易度別に呉式太極拳の10式?18式?28式の3種の型を作り、各レベルの練習(xí)生の需要を満たした。これは呉式太極拳の普及を力強(qiáng)く促した。
張氏は2001年に定年退職後に執(zhí)筆、道場開設(shè)、オンライン大教室の開設(shè)などの手段を通じ、中國の伝統(tǒng)武術(shù)を伝える道を歩いた。張氏は現(xiàn)在まで11冊の専門書を出版し、20數(shù)枚のディスクを販売し、300編超の論文と文章を発表している。多くの太極拳學(xué)習(xí)者に利益を?qū)盲薄⒑迷uを博している。
弟子と一緒に太極拳を披露する張全亮氏
張氏は2005年に北京鳴生亮武學(xué)研究會を創(chuàng)設(shè)し、呉式太極拳を中心とする伝統(tǒng)武術(shù)をよりハイレベルにするため重要な場を築いた。鳴生亮武學(xué)研究會が伝承し申請する「呉式太極拳(北京)」が、2009年と14年に北京市及び國家級無形文化遺産に登録された。代表的な伝承者である張氏はその名に恥じない中國武術(shù)の名家になった。
世界進(jìn)出で夢を葉える
また張氏は各種國際交流に積極的に參加し、太極拳の世界的な影響力の拡大に全力を盡くしている。張氏は現(xiàn)在まで十?dāng)?shù)カ國で太極拳の授業(yè)、模範(fàn)演技、交流イベントに參加している。さらに歐州太極拳文化交流センター終身名譽(yù)主席、米國中醫(yī)薬太極拳國外研究院客員教授、日本八卦掌研究會顧問などを歴任し、太極拳の國際的な地位を高めるため最前線を走っている。
「世界無形文化遺産代表作リスト」登録を記念する中國太極拳の7大流派の代表
國家主管部門の支持の下、多くの苦しい取り組みを経て、2020年12月17日、呉式太極拳は陳?楊?武?趙?李?王の6大流派と共に中國の太極拳を代表し、ユネスコの「世界無形文化遺産代表作リスト」に登録された。この情報が伝わると、80歳の誕生日を迎えようとしていた張氏は喜びもひとしおだった。鳴生亮武學(xué)研究會は當(dāng)時すでに、全國及び海外で30超の支部と100超の道場を作り、世界で10萬人弱の會員を擁していた。
一部の統(tǒng)計によると、全世界の太極拳人口は現(xiàn)在1億5000萬人を超え、150超の國と地域で普及している。
編集：董麗娜
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